同志と共に

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芋一駄御書<いもいちだごしょ

いも一駄・はじかみ五十ぱ・をくりたびて候。 このみのぶのやまと申し候は・にしはしらねのたけ・つねにゆきをみる、ひんがしにはてんしのたけ・つねにひをみる、きたはみのぶのたけ・みなみはたかとりのたけ・四山のあひ・はこのそこのごとし、いぬゐのすみより・かはながれて・たつみのすみにむかう・かかるいみじきところみねには・せひのこへ・たにには・さるのさけび木は・あしのごとし・くさは・あめににたり、しかれども・かかるいもはみへ候はず、はじかみはをひず、いしににて少しまもりやわらかなり、くさににて・くさよりもあぢあり。 法華経に申しあげ候いぬれば御心ざしはさだめて釈迦仏しろしめしぬらん、恐恐謹言。