同志と共に

トップページへ戻る

常楽我浄御書じょうらくがじょうごしょ

…出現されて諸大乗経を考えだし、十方の浄土を立て、一切の諸法は常楽我浄であると言われた。そのとき、全インドの十六の大きい国・五百の中くらいの国・一万の小さい国、無数のあわ粒を散らしたような小国にある多くの小乗経の無量無辺の寺々の衆僧が一同に蜂のように蜂起し、蟻のようにむらがって集まり、雷のように鳴り渡り、一か所に聚集して、頭をあわせて嘆いて言った。「仏が在世であったから、全インドの外道は我等の本師である教主釈尊と争った。仏は一人であり、外道は多勢であったが、外道はアリのようなものであり、仏は竜のようであり、また師子王のようであったので、攻め勝たれた。我々はそれには似るべくもない。馬鳴は一人で我々は多勢であるが、時代は末になっているので、悪が強く善は弱い。仏が在世のときの外道と仏法とは水火の違いである。

帰伏正法御書きぶくしょうほうごしょ

仏法の中に争いが出来すべき原因、国が乱れる先兆である。いかなる聖人の言葉であっても用いるべきではない。
各々が日蓮を卑しんで言っている。真言宗と法華宗とは、比叡山・東寺・薗城である。日本国中上一人から下万民にいたるまで、一同に帰伏する正法である。それにはじめて勝劣を立てて、慈覚・智証・弘法に背こうと仰せになるのはいかがなものか。強敵を(相手に回すようなものである)
※ご真筆の順序に訂正して解釈