同志と共に

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釈迦如来御書しゃかにょらいごしょ

釈迦如来は正しく法華経にこう説かれている。
「悪世末法の時、よくこの経を持つ者」
善導はこういっている。
「千人の中で一人として成仏するものはいない」
どちらを信じるべきなのか。
またこういっている。
「日蓮が見ている程度の経論を、善導・法然上人が御覧なっていないはずがない」
もしこの非難のとおりであれば、昔の人の誤りを後世の人はどうあっても明確にしてはいけないのか。

破信堕悪御書はしんだあくごしょ

敵は多い。敵は強い。
味方は(信心は)厳格であるから、ついていけないので、悪心を起こしてかえって法華経の信心を破り悪道に堕ちてしまう。悪いところはつい避けようとする。釈迦仏には三十二相が備わり、身は金色で顔は満月のようである。しかし悪人は炭と見たり、灰と見たり、敵と見る。